2010年 06月 07日
惜しかった |
昨日の安田記念で、直線、内から他馬の間を割って抜け出しをはかったスマイルジャックは、ゴール前で一瞬先頭に立ったかと思わせるシーンもあったが、僅差の3着に終わった。
メンバー的にもここはチャンスだっただけに、残念だ。
会見のあと、厩舎地区に行ってスマイルの様子を見てきた。
馬場の悪いインコースをただ一頭凄まじい脚で伸びてきた直後だけに、さすがに今回は、上がりの歩様がガクガクしていたようだ。
馬房の脚元に落ちていた食いかけのニンジンを差し出しても、半分ぐらい食べただけで、外の様子を気にしたり、厩栓棒の上に口を乗せて休んだりと、珍しくおとなしかった。
ひとつ置いた隣の馬房にバンビがいると思ったら、同じ小桧山厩舎の3歳牝馬ハンナリトだった。
スマイルの立場から見た勝負の分かれ目は、向正面で1馬身ほど下がったシーンと、直線でリーチの内か外かの進路選択だったと思う。前者のほうが大きく作用したような気がする。すべてが上手く運べばGⅠを勝つ力はある。が、裏返すと、すべてが上手く運ばないと勝てない。難しいですな。
折り合いがつくようになった今なら、もうちょっと距離が延びても力を出せる。毎日王冠から、秋天、マイルCS、それらで結果を出せば香港も、といった路線だろうか。
ともかく今は、ゆっくり休んで疲れをとってほしい。
by akihiro_shimada
| 2010-06-07 14:28
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