2005年 11月 28日
共同会見など |
このところ毎日のように外出しており、そうなると毎日ヒゲを剃らねばならず、皮膚が薄いのかただ大げさなのかはわからないが、カミソリ負けしやすい私の顎や口の周辺は、ずっとヒリヒリしっぱなしになるのでちょっとつらい。
前回この日記を書いた週の木曜日が帝国ホテルでパーティ、金曜日がイベントのリハーサル取材、土曜日は府中に「オンちゃん」ことオンファイア(ディープインパクトの全弟)の走りを見に行き(3着)、日曜日も府中。
先週月曜日は家の近くに担当のライターの方に来ていただいてディープの本の著者インタビューを受け、火曜日は連載エッセイの原稿を仕上げつつ翌日からの取材の準備(質問コンテの作成など)をし、水曜日は朝一番(6時ちょい過ぎに品川を出た)ののぞみ1号で京都へ。そのまま栗東トレセンで取材し、翌日も同じ。トレセンで「競馬ブック」関西編集局の村上和巳さんとか、キャスター・ライターの芦谷有香さんといった、「近くで仕事をしているのになかなか会えない方々」にご挨拶できてよかった。木曜日は東京に戻ってからそのままリハーサル取材。金曜日の夜は私淑する伊集院静さん(本当は「先生」と書きたいのだが、そう書くとご本人に「『先生』はやめましょう」と言われてしまうので「さん」づけにする)にお誘いいただき、銀座に連れて行っていただいた。そして土曜日がジャパンカップダート、日曜日はジャパンカップを見に府中に行き、日曜の夜からきょうの午前中までエッセイを書き、ひと眠りしてから電話やメールでいろいろ連絡事項を済ませたら暗くなっていた。
ジャパンカップダートもジャパンカップも、特にゴール前はものすごい迫力だった。
土曜日の最終レース後に行われた、ジャパンカップダートの勝利騎手=武豊騎手の共同会見も面白かった。先に行われた角居勝彦師の言葉を受けて、外国人記者がこう訊ねた。
――ミスター・スミイは、カネヒキリにアメリカやドバイのダートを走らせるとしたら馬のつくり方を変えなければならないと言っていましたが、ミスター・タケは、この馬がアメリカやドバイで走るとしたらどんなことが必要だと思いますか?
それに対し、武騎手が、
「もう少しパワーが必要だと思います」
と応えた直後、会見場に独特の緊張が走った。
その緊張は、日本人ジャーナリストにのみ内容の詳細が読めるものだったが、空気が妙な動き方をしたことは、敏感な外国人記者も感じ取ったと思う。
どういうことかというと――。
たまたま武騎手の正面に座っていた私は、ニコニコしている彼が、今にも、
「まだちょっとカネヒリキ(=非力)ですから」
と言いそうな気がしてドキドキした。ほかの日本人記者の方々も同じ気持ちになっていることが伝わってきた。もし彼がそう言ったら、私は、ヘタな英語で、そのシャレの意味がちゃんと伝わるよう、通訳さんのお手伝いをする覚悟までかためていたのだが、何ごともなく終わった。いやいや。
週末は暖かかったが、今夜は少し冷え込みそうだ。時間を見つけて、書店とガーデンセンターでのんびりしたい。
前回この日記を書いた週の木曜日が帝国ホテルでパーティ、金曜日がイベントのリハーサル取材、土曜日は府中に「オンちゃん」ことオンファイア(ディープインパクトの全弟)の走りを見に行き(3着)、日曜日も府中。
先週月曜日は家の近くに担当のライターの方に来ていただいてディープの本の著者インタビューを受け、火曜日は連載エッセイの原稿を仕上げつつ翌日からの取材の準備(質問コンテの作成など)をし、水曜日は朝一番(6時ちょい過ぎに品川を出た)ののぞみ1号で京都へ。そのまま栗東トレセンで取材し、翌日も同じ。トレセンで「競馬ブック」関西編集局の村上和巳さんとか、キャスター・ライターの芦谷有香さんといった、「近くで仕事をしているのになかなか会えない方々」にご挨拶できてよかった。木曜日は東京に戻ってからそのままリハーサル取材。金曜日の夜は私淑する伊集院静さん(本当は「先生」と書きたいのだが、そう書くとご本人に「『先生』はやめましょう」と言われてしまうので「さん」づけにする)にお誘いいただき、銀座に連れて行っていただいた。そして土曜日がジャパンカップダート、日曜日はジャパンカップを見に府中に行き、日曜の夜からきょうの午前中までエッセイを書き、ひと眠りしてから電話やメールでいろいろ連絡事項を済ませたら暗くなっていた。
ジャパンカップダートもジャパンカップも、特にゴール前はものすごい迫力だった。
土曜日の最終レース後に行われた、ジャパンカップダートの勝利騎手=武豊騎手の共同会見も面白かった。先に行われた角居勝彦師の言葉を受けて、外国人記者がこう訊ねた。
――ミスター・スミイは、カネヒキリにアメリカやドバイのダートを走らせるとしたら馬のつくり方を変えなければならないと言っていましたが、ミスター・タケは、この馬がアメリカやドバイで走るとしたらどんなことが必要だと思いますか?
それに対し、武騎手が、
「もう少しパワーが必要だと思います」
と応えた直後、会見場に独特の緊張が走った。
その緊張は、日本人ジャーナリストにのみ内容の詳細が読めるものだったが、空気が妙な動き方をしたことは、敏感な外国人記者も感じ取ったと思う。
どういうことかというと――。
たまたま武騎手の正面に座っていた私は、ニコニコしている彼が、今にも、
「まだちょっとカネヒリキ(=非力)ですから」
と言いそうな気がしてドキドキした。ほかの日本人記者の方々も同じ気持ちになっていることが伝わってきた。もし彼がそう言ったら、私は、ヘタな英語で、そのシャレの意味がちゃんと伝わるよう、通訳さんのお手伝いをする覚悟までかためていたのだが、何ごともなく終わった。いやいや。
週末は暖かかったが、今夜は少し冷え込みそうだ。時間を見つけて、書店とガーデンセンターでのんびりしたい。
by akihiro_shimada
| 2005-11-28 17:33
| 業務