2006年 07月 11日
記録について |
きょうのセレクトセールでトゥザヴィクトリーの2006(牝・父キングカメハメハ)に6億円の値がついた。
セール3日目の明日、またどんなサプライズがあるか楽しみだ。
夜には大井でジャパンダートダービーがおこなわれるし、競馬ネタが寂しくなりがちな季節にもかかわらず、面白い1日になりそうだ。
さて。
前田長吉元騎手関連の取材をしたことだけがきっかけというわけではないのだが、前々から競馬の「記録」に関して気になっていたことがある。
例えば、手もとにある『中央競馬レコードブック』によると保田隆芳氏は騎手としてクラシックを10勝したとされており、それには昭和13年のオークス(当時は「阪神優駿牝馬」)が含まれている。となると、史上最年少クラシック制覇は18歳8カ月で保田氏である。が、最年少クラシック制覇は武豊騎手の菊花賞で、19歳7カ月21日となっている。私も、そのように記してきた。ダービーを前田元騎手は20歳3カ月で勝っているが、ダービーの最年少優勝は田島良保現調教師の23歳7カ月27日(昭和46年ヒカルイマイ)とされている。が、前田元騎手が乗ってダービーを勝ったクリフジはJRAの顕彰馬になっている。顕彰馬の戦績を「なかったこと」のように扱うわけには行かないだろうから、きっと、(私の不勉強のため頭のなかでは不明確なのだが)昭和29年9月に「中央競馬」になったときかどこかに、「現在」と「前史」とをわけるラインが引かれているのだろう。
これらの疑問点をクリアにするには、まず、JRAでは、日本の「クラシック競走」はいつはじまったとしているのか、騎手の最年少制覇などの記録の認定は現状のままでよしとするのか、そもそもそうした記録を主催者として正式に認定しているのか……といった点を、ちゃんと整理しなければならない。そのうえで、納得できる答えを出せるようにしてみたい。
写真は、八戸取材の帰りの新幹線で、ある区間だけ隣の席に来た盲導犬。すごく可愛らしかったのだが、背中に「仕事中です」と書かれていたので、撫でたい気持ちを必死になって抑え、我慢した。
セール3日目の明日、またどんなサプライズがあるか楽しみだ。
夜には大井でジャパンダートダービーがおこなわれるし、競馬ネタが寂しくなりがちな季節にもかかわらず、面白い1日になりそうだ。
さて。
前田長吉元騎手関連の取材をしたことだけがきっかけというわけではないのだが、前々から競馬の「記録」に関して気になっていたことがある。
例えば、手もとにある『中央競馬レコードブック』によると保田隆芳氏は騎手としてクラシックを10勝したとされており、それには昭和13年のオークス(当時は「阪神優駿牝馬」)が含まれている。となると、史上最年少クラシック制覇は18歳8カ月で保田氏である。が、最年少クラシック制覇は武豊騎手の菊花賞で、19歳7カ月21日となっている。私も、そのように記してきた。ダービーを前田元騎手は20歳3カ月で勝っているが、ダービーの最年少優勝は田島良保現調教師の23歳7カ月27日(昭和46年ヒカルイマイ)とされている。が、前田元騎手が乗ってダービーを勝ったクリフジはJRAの顕彰馬になっている。顕彰馬の戦績を「なかったこと」のように扱うわけには行かないだろうから、きっと、(私の不勉強のため頭のなかでは不明確なのだが)昭和29年9月に「中央競馬」になったときかどこかに、「現在」と「前史」とをわけるラインが引かれているのだろう。
これらの疑問点をクリアにするには、まず、JRAでは、日本の「クラシック競走」はいつはじまったとしているのか、騎手の最年少制覇などの記録の認定は現状のままでよしとするのか、そもそもそうした記録を主催者として正式に認定しているのか……といった点を、ちゃんと整理しなければならない。そのうえで、納得できる答えを出せるようにしてみたい。
写真は、八戸取材の帰りの新幹線で、ある区間だけ隣の席に来た盲導犬。すごく可愛らしかったのだが、背中に「仕事中です」と書かれていたので、撫でたい気持ちを必死になって抑え、我慢した。
by akihiro_shimada
| 2006-07-11 23:59
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